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復星国際、FTSE ESG評価が格上げされ、FTSE4Good インデックス・シリーズの初構成銘柄となる

Release Time:2022-06-28 Author: Source: Pageviews:

(2022年6月23日、香港) 世界有数のインデックス会社であるFTSEラッセルはこのほど、復星国際有限公司 (SEHK: 00656) (以下、復星国際)の最新のESG(環境、社会、ガバナンス)評価結果を発表した。復星国際は、FTSE ESGスコアが2年連続で向上し、世界の業界平均を上回り、FTSE4Good インデックス・シリーズの構成銘柄に初めて選定された。



FTSE4Good インデックス・シリーズの構成銘柄への選定は、市場が復星のESG管理能力に高い評価を与えたことを反映


FTSE ESG評価は、コーポレート・ガバナンス、環境および社会の課題に焦点が当てられている。復星国際は、環境テーマ、社会テーマ、ガバナンステーマで業界平均を上回るスコアを獲得した。昨年に比べ、復星国際は汚染と資源利用、気候変動、健康と安全、顧客に対する責任、コーポレート・ガバナンスの項目でスコアを伸ばした。中でも腐敗防止は引き続き満点を獲得した。


今回、FTSE4Good インデックス・シリーズの構成銘柄に初めて選定されたことは当社のESG管理能力が資本市場に認められたことを意味し、ESG責任投資の理念を支持する投資機関からさらなる関心を集めるものと期待されている。FTSE4Good インデックス・シリーズの構成銘柄に選定されるためには、環境管理、気候変動の緩和、腐敗防止、人権保持、労働権、社会サプライチェーンの労働基準など、企業の社会的責任に関する多くのテーマについて対策を実施し、厳しいグローバルガイドラインに準拠していなければならない。


長期的なトップダウンのESG改善メカニズムと、グローバル・パートナーシップ・メカニズムで企業の持続可能な発展をリードする


ESGの取り組みを円滑かつ持続的に進めるため、復星は長期的なトップダウンのESG改善メカニズムを構築した。また、執行役員の業績評価と報酬査定において、ESG管理パフォーマンスを評価要因に含めている。ESG管理システムをさらに改善するため、復星は、取締役会の下にESG役員会を設置し、経営層にはESG意思決定委員会、執行層にはESG管理委員会とESGワーキンググループを設置し、会社のESG戦略と関連行動を全面的に実行する。


ESGの取り組みをよりよく遂行するためには、ESG発展のための文化的基盤も重要である。復星国際のパートナーシップ制度は、市場原理に基づく利益共有型の起業メカニズムである。 現在、中国、日本、インド、ドイツ、フランス、英国、ポルトガル、米国、イスラエルなどの海外パートナー20名を含む、140名以上のグローバルパートナーを有する。この仕組みにより、復星は、同じ文化理念を持ち、復星のメンバーであるというアイデンティティを持った優秀な人材を育成することができるようになった。会社の核となるリーダー層を活用することで、このアイデンティティの感覚は、復星がESG理念をより効果的に実践するための支えとなる。


「ダブルカーボン(中国脱炭素政策)」に貢献し、責任ある地球市民となる


2021年は、復星にとってカーボンニュートラル元年である。国家の「カーボンニュートラル」戦略を中心に、「2028年までに炭素排出量のピークを達成し、2050年までにカーボンニュートラルを実現する」という炭素削減目標を掲げ、気候変動の緩和と適応に関する有効な戦略を策定し、「パリ協定」で定められた1.5℃気温制御目標を支持している。 「ダブルカーボン」目標をさらに推進するため、復星国際はカーボンニュートラル委員会とワーキンググループを設立し、グループ全体でカーボンニュートラル経営のさらなる実施と実行を積極的に推進している。


パンデミック対策、マラリア対策、企業の社会的責任を発揮


2020年初頭から世界を席巻している新型コロナウイルス感染症の発生は、グローバル企業にとって大きな試練をもたらした。復星は、発生当初からドイツのバイオンテック社と共同でmRNAワクチンを開発し、パンデミックの予防と抑制に積極的に貢献した。2022年第1四半期、復星医薬は、MPP(Medicines Patent Pool)から、世界の低・中所得国に対し、メルク・シャープ&ドームのニュークラウン・ワクチンの製造・供給のためのMPPを獲得しました。 2022年第1四半期、は、世界の低・中所得国におけるネオクラウン治療薬の入手しやすさと買いやすさを高めるため、MPPから経口薬モルヌピラビルとファイザーの経口薬ニルマトレルビル(Nirmatrelvir)およびニルマトルビル・リトナビル配合剤の原薬と最終製品を含む後発品の製造・供給許可を取得しました。



 


2022年第1四半期、復星医薬は、MPP(Medicines Patent Pool)から製造供給のライセンスを取得し、世界指定地域の中低所得国にMSD社の経口薬モルヌピラビル(Molnupiravir)とファイザー社の経口薬ニルマトレルビル(Nirmatrelvir)とリトナビル(Ritonavir)の組み合わせた後発医薬品を供給している。そのライセンスは原料薬と完成品薬を含み、世界の低中所得国や地域において、新型コロナウィルス治療薬の入手しやすさ、買いやすさを向上させることに努める


復星は、アフリカのマラリア対策を積極的に支援、マラリアのない世界をともに築く


復星は15年以上にわたり「マラリアのない世界」の共同建設に携わってきた。復星医薬が開発・製造した注射用アルテスネート(API)「Artesun®」は、アフリカで広く認知された最初の中国製薬ブランドとして、2021年末までに世界で4,800万人以上の重症マラリア患者を治療した実績を持つ。復星医薬は技術革新を続け、小児用マラリア治療薬「SPAQ-CO® Disp」がWHO事前認証を受けた。マラリアが多く発生するアフリカ諸国の1億7500万人の子どもたちが、 SPAQ-COシリーズを主剤とする「季節性マラリア化学予防プログラム」による恩恵を受けている。これにより、アフリカの5歳以下の子どもたちのマラリア羅漢率を効果的に減少させた。


今年、復星は創業30周年を迎える。「社会に貢献する」という初心を貫き、より多くの社会的責任を積極的に担い、ESG戦略を実施し、価値を創造し続け、社会に還元し、質の高い発展と共同繁栄の促進に貢献する。カーボンニュートラル、炭素排出削減、地球の持続可能な発展を推進する世界的な潮流の中で、復星は今後も会員企業と積極的に協力し、特にカーボンピーキング、カーボンニュートラル、省エネルギー、消費削減の分野でESG戦略の実施を推進し、グループの持続可能な発展を積極的に推進する。


FTSE4Good インデックス・シリーズについて


FTSE4Good インデックス・シリーズは、2001年に創設され、世界的に認められた企業責任基準を満たす企業のパフォーマンスを測定する最初のインデックス・シリーズで、環境・社会・ガバナンス(ESG)において優れた実践を行っている企業を選定し、評価することを目的としている。 透明性の高い管理と算出ガイドラインにより、投資アドバイザー、資産家、ファンドマネージャー、投資銀行、証券取引所、ブローカーにとって、社会的責任のある価値観に合致した投資商品を評価・作成するための貴重なツールとなっている。


復星について


1992年に設立された復星は、「ヘルス」、「ハピネス」、「ウエルネス」、「スマートマニュファクチャリング」の4つを事業の柱として、世界中のファミリー顧客に高品質の製品とサービスを提供しているイノベーション型家庭消費産業グループである。2021年の総収入は1612億9000万元、総資産は8064億元、2022年、フォーブス社の「グローバル2000」で589位にランクインした。また、MSCI ESG評価はAAとなっている。